コープあいち

?赤ちゃんがはじめて話す言葉って、何でしょう?

はじめて話す言葉は「食」のことなんです!!

「頭のよい子に育てたい」

親なら誰もが一度は思うことですよね? 幼児期の脳機能を発達させるためには、子どもの脳に良質の五感情報をたくさん与えてあげることが大切です。

「食」は五感すべてを使う唯一の行為 そのほかにも子どもにいいことがたくさんあるんです!

【小川雄二先生】名古屋短期大学教授、農学博士。子ども時代の食の大切さを多くの人に伝えることをライフワークとして執筆・講演活動を精力的に取り組む。

こんな気持ちを育てて、楽しく食べる子どもに!

おやつは取るタイミングを誤ると、食事の時に血糖値が上がってしまって空腹を感じなくなります。食事の時にお腹が空くリズムを作ることが大切です。
好き嫌いで悩んだ時は・・・
子どもの心を動かす働きかけをしてみましょう。例えば、目の前でお母さんがおにぎりを握ってくれたとか、自分で盛りつけたからなどなど、ちょっとしたことで子どもの心は動きます。
一人で食べていませんか?誰かと一緒に食べる時間を大切にしたいですね。
お手伝いは、ミニトマトのヘタをとったり、納豆を混ぜたり、ちょっとしたことで大丈夫。
関心を持つためには、食のプロセスに関わる体験をしましょう。

おなかがすく生活リズムを作るためには?

血糖値の1日の変化を知り、食事の時におなかがすくリズムを作りましょう。
たとえばお子さんが園児の場合、朝食をとると、血糖値が上がり、給食・弁当の時間の前までには空腹感を感じて食べることができます。
3時ごろにおやつを食べて下がりかけた血糖値をあげて夕食前にはおなかがすいた状態になります。
このようなリズムになれば「おなかがすくリズム」ができています。

楽しく食べるために知っておきたい「食欲の仕組み」

楽しく食べる子どもになるためには、まずは食欲がある状態で食事をとることが必要です。そのために食欲の仕組みを知っておきましょう。子どもの食欲を決める因子は血中のブドウ糖の濃度すなわち「血糖値」です。

脳にある「満腹中枢」と「摂食中枢」が常に血糖値を測っていて、血糖値が下がっていくと摂食中枢が食欲をわかせます。食事をとって血糖値が上がると満腹中枢が感知し、食欲を抑制します。これが食欲の仕組みです。

楽しく食べるために知っておきたい「食欲の仕組み」

おやつはとり方を誤ると食事の楽しさを奪ってしまいます。昼食を11時半ごろにとって、夕食が7時過ぎだとすると、その間は7時間半あります。幼児には3時ごろに食事の一部としておやつが必要です。

しかし、子どもが園から帰宅した夕食の直前に間食を
とると、夕食時に食欲がわきません。子どもの血糖値
を上昇させるブドウ糖(デンプン)の量はほんの数グ
ラムです。夕食前にわずかでもおやつを食べてしまう
と血糖値が上がってしまい、おなかが空っぽでも食欲
がわかず夕食がとれなくなります。

楽しく食べるために知っておきたい「食欲の仕組み」

朝食でとったブドウ糖はお昼前までに使ってしまいます。お昼を食べても、途中でおやつを食べ補わないと夜までもちません。つまり、糖質は最大のエネルギー源でありながら蓄えがきかないのです。三度の食事を規則正しくとることが大切なのは、血糖を定期的に補給する必要があるためです。

楽しく食べるために知っておきたい「食欲の仕組み」

食欲が維持できるのは食事を始めて約30分間です。食べた量は関係なく、ほんの少し食べただけでも30分経てば血糖値があがり、食欲がなくなります。


30分経つと、血糖値があがって食欲がなくなるため、早めの働きかけが必要です。 子どもの食べ方をよく観察して「ゆっくり食べ」の原因をつかんでそのことを食べ始めの早い時間帯に指導しましょう。


全部食べても血糖値があがっていませんので、おかわりをします。この時期から早く食べることが習慣になると、食べ過ぎになり、生活習慣病のリスクを高めることになります。早食いの原因を探り、食べ始め段階で指導しましょう。

好きな食べものを増やすには?

食のプラス情報で食べ物が好きになる


食べ物には客観的なおいしさというものがあり、旬の新鮮な素材を使い、色や形、香り良く美味しく料理して、より上質な五感情報を持った食事になるよう努めましょう。


子どもたちは食事をしながら食材の五感情報を脳に記憶していますが、その場の雰囲気を目や耳から入ってきて五感に結びついて一緒に記憶されます。一家団らんの楽しい食事もおいしいと感じる食べ物を増やします。また、大人がおいしそうに食べることや言葉かけも重要です。


食のプラス情報で食べ物が好きになる

初めての食べ物や苦手な食べ物を、おいしく食べることができるようにする方法があります。
それは子どもが「食のプロセス」に関わることです。脳にある「扁桃体」はこれから食べようとするものが「安心かどうか」で好き嫌いを判断しており、「安心」と判断すると美味しく食べられるのです。
自分で栽培した野菜、子どもが選んで買った食材、味見をしたものなどを子どもたちは必ず「おいしい!」と言って食べます。このように「プロセスに関わること」で「扁桃体」に「安心情報」が送られ、食べ物をうけいれます。

食のプラス情報で食べ物が好きになる

ごはんばかり食べて、次におかずばかり、そして次に汁物ば
かりを全部たべる…こうした子どもがたくさんいます。
栄養価にちがいはありませんし、フレンチのコース料理のよ
うに順番に食べることが悪いわけではありません。一方で日
本ではごはん、おかず、汁物を交互にたべる「三角食べ」が
推奨されています。それぞれを咀嚼しながら口の中で混ぜ合
わせる食べ方です。ごはんとおかずの割合を調節することで、
口の中で自分の好きな味を作り出します。これを「口中調味」
といいます。

食のプラス情報で食べ物が好きになる

楽しく食べている子どもの脳では、脳内物質の「β-エンド
ルフィン」と「ドーパミン」が分泌されます。「β-エンド
ルフィン」はとても気持ち良く楽しくしてくれ「ドーパミ
ン」は前向きな気持ちにしてくれる物質です。1日3回の食
事を楽しくとることで、「ドーパミン」が分泌され、それか
らしばらく脳内にのこります。食事を楽しく食べれば、その
後が意欲的な時間になります。

「10分早起き・簡単なお手伝い」で朝食を楽しく

「朝は食欲がない」という子どもが多くいます。朝は血糖値は低く、脳が目覚めていないため食欲を感じません。朝目覚めてから何分後に朝食をとるのか調査したところ、50%以上の家庭が15分以内でした。これでは、脳が目覚めておらず、食欲がない状態で食べていることになります。
そこで、起きてから脳が目覚める働きかけが必要になります。その働きかけとして「10分早起き・簡単お手伝い」をおすすめしています。食事作りは五感をすべて使うので脳が早く目覚めます。年齢に合わせた簡単なお手伝いをしてもらいましょう。


幼児期の食育の目標

楽しく食べるための7つの目標

幼児期の食育の目標は「保育所における食育に関する指針」(2004年厚生労働省)に示されています。この食育に関する指針を参考にして、子どもたちが楽しく食べるようになるために、具体的に7つの目指す姿としてまとめてみました。

幼児期の食育の目標

Q.食事で栄養以外に気をつけることはありますか?A.子どもにとって食べることだけが食ではありません。食事と食のプロセスは五感を使う情報がたくさんあります。子どもの食の中には、子どもが育つ上で必要なものがほとんど含まれているともいうことができます。五感を通して感性、意欲、知識、思いやりなども育まれていくんですよ。

Q.朝食を食べる子は食べない子に比べて成績がいいという話は本当ですか?A.「全国学力調査(平成19年度)」の結果を見ると成績に差があり、朝食と成績には確かな相関関係があります。朝食をとる子どもの成績が良いのは次の理由が考えられます。
●朝食をとると、脳にエネルギーがいきわたる。
●家族だんらんの朝食の場で家族から心のエネルギーをもらい、意欲的に生活できる。

Q.朝食を「時間がない・食欲がない」という理由で食べない子供に食べてもらう工夫はありますか?A.簡単なお手伝いをお勧めしています。起きてから朝食までに、脳を目覚めさせるためには働きかけが必要です。お手伝いは五感をすべて使うので、多くの刺激が脳に入り脳が目覚めます。納豆まぜまぜ、プチトマトのへたとりなど、簡単なことをしてもらいましょう。自分が手伝ったごはん、褒められる喜び、子どもの心は一気に元気になり、食欲がわいてくるでしょう。

Q.子どもにお手伝いをさせると思い通りにならず、いたずらに時間がすぎて苛立ってしまいます。どうしたら?A.子どもにお手伝いをさせるのは親が楽をするためではありません。子どもに自己肯定感(自分が好き、自分に自信がある)という心を育てたいからなのです。ですからお手伝いをしたら必ず褒めてあげてください。

子育てママを応援!子育てに役立つイベントがたくさん!コープあいちでは事業や活動を通して子育てを支援し、生産者と消費者のつながりを深める体験や交流をすすめています。

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